9月19日 第114回目のスタンディングを行いました。
みなさん、 こんにちは。
ロシアのウクライナへの侵略、終わりの見通しが立ちません。
今日は、平和を求める人々の歌を2つか紹介し、平和の尊さを一緒に考えたいと思
います。
まずは、ニカラグアで、圧政に苦しむエドウインカストロが、平和な生活を夢見て書いた詩を基に、日本の作曲家、林光さんが修正して曲をつけた「告別」という歌です。読みます。
1 息子よ明日は 全てが 変わっているだろう
苦しみは 裏口から出てゆき 二度と戻ってこないだろう
農夫は自分の土地に しっかり立って ほほ笑み
労働者の娘も もう街角で 身を売ることはない
田舎道も 川の流れも アスファルトの道路も
ニコニコ笑いながら 暮らしを運んでゆく
田舎道も 川の流れも アスファルトの道路も
ニコニコ笑いながら 暮らしを運んでゆく
2 息子よ明日は 全てが 変わっているだろう
銃弾も ムチも 牢獄の鉄格子も もうないだろう
おまえは息子と手をつなぎ 通りを散歩するだろう
私がおまえと一緒にしたくても できなかったことを
若く 楽しい月日を 囚われて暮らすこともなく
遠い異国の土地で 死ぬこともないだろう
愛しあう者たちは いつも一緒にくらし
祖国の大地の上で 楽しく眠るだろう
3 息子よ 明日は 全てが 変わっているだろう
苦しみは 裏口から出てゆき・・・
結局、カストロは、政治犯としてとらえられ処刑されてしまいますが、彼の遺志をむだにしないと、多くの人々が自由を求め、たたかっています。
ここに描かれた幸せとは、何の変哲もない普通の生活です。それが、 実は極めて尊い事なんだ、ということを教えてくれます。
平和でなければ、こんな当たり前の幸せすら得られることがない、今の世界の情勢に示唆を与えてくれる歌でした。
ウクライナでの戦争に限らず、今、世界では多くの国で、自由が奪われ、抑圧されている人々がいるというっことを忘れてはならないと思います。
次は、有名な「青い空は」という歌です。
1945 年、人類史上初めて原子爆弾が広島、長崎に落とされました。その惨禍をうたた歌はたくさんありますが、 26年後の1971に作られたのがこの歌「青い空は」 で
す。
1 青い空は青いままで 子ども等に伝えたい
燃える八月の朝 影まで燃え尽きた
父の 母の 兄弟達の 命の重みを
肩に背負って 胸に抱いて
2 青い空は青いままで 子ども等に伝えたい
あの夜星は黙って 連れ去って行った
父の 母の 兄弟達の
命の重みを 今流す灯篭の
光に込めて
3 青い空は青いままで 子ども等に伝えたい
全ての国から 戦(いくさ)の火を消して
平和と 愛と 友情の
命の輝きを この堅い握手と
歌声に込めて
今、世界には核兵器があふれ、世界でただ一つの被爆国、日本でも、核を持つべきだと堂々と主張する人が増えています。
改めて核の廃絶を訴えるものです。
※2023年10月19日からスタンディングの時間が変更になります。
毎月19日 午後1時30分~2時00分になります。
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