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2023年8月5日土曜日

杉尾ひでや 参議院議員 国会報告」開催

7月29日(土) 埴生公民館において、杉尾さんと語ろう !「杉尾ひでや 参議院議員 国会報告」を開催しました。以下に報告の概要を掲載します。

猛暑の中でしたが 、80人のみなさんが参加し、国会報告後、意見交換をしました。

オープニングは越敬一さんによる ギター演奏で、「芭蕉布」とウクライナを舞台とした映画 「ひまわり」のテーマ曲の2曲を演奏していただき、心にしみる 演奏とともに しっとりとした雰囲気の中で集会が始まりました。


主催者を代表して 千曲市 9条の会の宮坂 代表の挨拶に続き、荒井武志 県会議員 から 杉尾 議員の紹介を兼ねてご挨拶を受けました。


〇杉尾ひでや参議院議員の国会報告の「要旨」


「2023.7.20付 号外の杉尾ひでやニュース」を参照しながら、戦後最悪の国会といわれる「第211回 通通常国会」の攻防と「憲法審査会」の内容をお話いただきました。


今国会は 日本の行く末を決めかねない重要法案が次々と数の力で決められていきました。

日本維新の会や国民民主党は野党としての政策チェック機能を放棄し、問題のある政府案にそのまま賛成したり、一部修正で妥協するなど、どんどん自民党にすり寄って行っています。



1、2023年度予算は、114兆3812億円で過去最大。

「防衛費」は 6兆7000億円、「防衛力強化資金」は3兆3000億、政府が勝手に使える「予備費」が5兆円で余ったら 防衛関係に回すことが可能です。防衛関連予算 ばかりが突出しています。


一方歳入は、新規国債35兆6000億円(全体の約1/3)で、借金総額は1,270兆円超(昨年末時点)将来につけを回すことをいとわない 予算(持続可能なのか?)となっています。



2、軍備増強に前のめりな岸田政権

岸田政権は、安保政策と防衛財源には、安倍 ・菅政権よりもさらに軍備増強に前のめりな姿勢が鮮明で、「これからは完全に米国に依存することはない。日本も「矛」の役割、 つまり 相手の国を攻撃する力を持つ」と述べています。



3、廃止から原発回帰へ先祖返り

対応年数の超えた原発を最大60年使えるようにするなどの原子力基本法が改定されました。国の責務で進めていくことなどが決められ、「原発 回帰政策」に大きく舵を切りました。


4、まだまだ問題山積のマイナカード

マイナンバーカードと保険証の一体化に伴う保険証廃止問題については、本来 「任意」であるはずが、事実上「義務化」を図ろうとしており、来秋の保険証廃止方針は、反対していきます。


5、人権をないがしろにする入管法改悪とLGBTQ 理解増進法

難民認定の申請中でも外国人を強制的に送還できるようにする「入管難民法」は強行採決され、「LGBTQ理解増進法」は、本来、差別禁止法の制定のはずが、むしろ差別する側:困難を与える側に配慮している内容で、一部に維新・国民の修正案を丸呑みし、わずかな 審議時間で決められました。


6、「憲法審査会」の議論の内容
憲法改正 論議は、改憲派の与党 (自公)に加え 自民党より 改憲に積極派の「日本維新の会」、さらに改憲に前のめりな「国民民主党」で、数の上では我々反対慎重派は極めて不利な状況です。
衆議院の「憲法審査会」は去年から毎週開催されており、3月2日から16回 開催されたものの、中身の無い好き勝手なことを言ってる状況で実績だけを作ろうとしているように思えます。
参議院では「緊急集会」(憲法54条)に絞って 計7回 開催されました。
自民党の改憲草案の中に「緊急事態条項」 (第98条・99条) を追加するという項目があり、
「ときの内閣が大災害等で緊急と判断した場合、①国会の権能(立法権)が内閣に認められ、②選挙を経ずに国会議員の任期延長ができるというもので、内閣政府に極度に権力が集中し、権力濫用の危険性が高い状況となり、民主主義の基盤である三権分立を破壊するものです。さらに 人権が著しく侵害される危険性もある。

次期衆議院選挙次第では、9条改憲へまっしぐらに進んでしまいます。


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