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2023年8月21日月曜日

8月19日 第113回目のスタンディングを行いました

 8月19日 第113回目のスタンディングを行いました。

残暑が厳しい中でしたが 17人の参加しました。

マイクを使って地域の皆さんや通行中のドライバーの皆さんに呼びかけを行いました。


8月15日、今年も 78回目の「終戦の日」がやってきました。

改めて 平和への思いを強くされてたことと思います。

自民党をはじめとする 政権は、北朝鮮や中国の動き、そしてロシアのウクライナ侵攻 などを最大限利用し、戦争への準備を着実に整えています。

国民の多くは、この世界情勢なら、武器を持つことも戦争することも仕方ないんじゃないか、と思っているかもしれません。

しかし、戦争を体験した人は絶対にそうは言いません。戦争の本当の恐ろしさを知らないから、そんなのんきなことが言えるんだと言います。

原爆投下の8月6日・9日から、終戦の8月15日まで、テレビ番組や新聞報道で、様々な体験記 などが報道されました。


信濃毎日新聞では、「731部隊」の特集が組まれました。「731部隊」というのは、満州で細菌兵器 開発 や人体実験などの虐待行為を実行した部隊です。

これは戦争犯罪ですから、戦後、軍は証拠を徹底的に 隠滅し、隊員にも口外することを固く禁じました。そのために 長らくその実態が明らかになることはありませんでしたが、長い年月が経つうちに、 忘れ去られる 記憶に反し、少しずつ その実態が語られることとなりました。

●捕虜が収容されている 監獄から立ち上がる 煙を見た。翌朝 、上官の命令で、殺害後に折り重なって焼かれた 20〜30人分の捕虜の骨を一つ一つ手で拾い、麻袋に入れた。午後には、監獄の各部屋に爆弾を設置した。部屋の壁には 捕虜が死の間際に自分の血で書いたとみられる、ロシア語や中国語の言葉が残されていた。「なぜ殺す必要があったのか。この時期になるとやっぱり思い出すね。」

●元 隊員は、戦争犯罪を問われることなく、日本に復帰。しかし、酒を飲むと 「俺は捕虜を全部焼き殺した」「飛行機から細菌爆弾を投下した」と仲間と 得意げに語り合ったそうです。

しかし 、6年も経つと、モルヒネを打ち、毎晩酒を浴びるように飲むようになった。やがて自宅で首をつり命を絶った。

●反日活動をしていたとして 憲兵隊が捕らえた中国人やロシア人らの捕虜を「マルタ」 と呼ぶ被験者として、冬の深夜に屋外で手を水で濡らして放置する凍傷実験や、ぺストやコレラなどに感染させ、死亡するまでの経過を観察するなどした。

●今の世の中、このような 証言をするのも命がけです。インターネットでは、証言に対し、「このジジイ、嘘(うそ)ついてやがる。か、実在しない人物だな」「小学校しか出てないガキが、『見習い 技術員』だ?デタラメもいい加減にしろ」などと書き込まれます。中には 脅迫 めいたものもあらわれます。


※別の新聞では、証言 「戦争」という記事で、人間が戦場という土壇場でどうなるかについて記述していました。

〇敵の砲撃を受けた隊員は、手足がもげ、内臓が出ていた。隊員は、「俺には妻も子供もいる助けてくれ」と頼みましたが、医者はおらず、結局は何の処置もされず庭に放置されたまま翌日にはなくなっていたそうです。

〇また、隊員は、ジャングルにへびやカエルなどの食べ物を探しに行くと、ジャングルに潜んでいる日本兵に襲われ、物資が奪われたそうです。人の肉を食べる行為も横行していたそうです。生きるためには何でもありで、人間が人間でなくなる 極限状態だったと言います。

※これからも 常に、平和を守るために何が必要か、皆さんと共に考えていきたいと思います。


2023年8月5日土曜日

杉尾ひでや 参議院議員 国会報告」開催

7月29日(土) 埴生公民館において、杉尾さんと語ろう !「杉尾ひでや 参議院議員 国会報告」を開催しました。以下に報告の概要を掲載します。

猛暑の中でしたが 、80人のみなさんが参加し、国会報告後、意見交換をしました。

オープニングは越敬一さんによる ギター演奏で、「芭蕉布」とウクライナを舞台とした映画 「ひまわり」のテーマ曲の2曲を演奏していただき、心にしみる 演奏とともに しっとりとした雰囲気の中で集会が始まりました。


主催者を代表して 千曲市 9条の会の宮坂 代表の挨拶に続き、荒井武志 県会議員 から 杉尾 議員の紹介を兼ねてご挨拶を受けました。


〇杉尾ひでや参議院議員の国会報告の「要旨」


「2023.7.20付 号外の杉尾ひでやニュース」を参照しながら、戦後最悪の国会といわれる「第211回 通通常国会」の攻防と「憲法審査会」の内容をお話いただきました。


今国会は 日本の行く末を決めかねない重要法案が次々と数の力で決められていきました。

日本維新の会や国民民主党は野党としての政策チェック機能を放棄し、問題のある政府案にそのまま賛成したり、一部修正で妥協するなど、どんどん自民党にすり寄って行っています。



1、2023年度予算は、114兆3812億円で過去最大。

「防衛費」は 6兆7000億円、「防衛力強化資金」は3兆3000億、政府が勝手に使える「予備費」が5兆円で余ったら 防衛関係に回すことが可能です。防衛関連予算 ばかりが突出しています。


一方歳入は、新規国債35兆6000億円(全体の約1/3)で、借金総額は1,270兆円超(昨年末時点)将来につけを回すことをいとわない 予算(持続可能なのか?)となっています。



2、軍備増強に前のめりな岸田政権

岸田政権は、安保政策と防衛財源には、安倍 ・菅政権よりもさらに軍備増強に前のめりな姿勢が鮮明で、「これからは完全に米国に依存することはない。日本も「矛」の役割、 つまり 相手の国を攻撃する力を持つ」と述べています。



3、廃止から原発回帰へ先祖返り

対応年数の超えた原発を最大60年使えるようにするなどの原子力基本法が改定されました。国の責務で進めていくことなどが決められ、「原発 回帰政策」に大きく舵を切りました。


4、まだまだ問題山積のマイナカード

マイナンバーカードと保険証の一体化に伴う保険証廃止問題については、本来 「任意」であるはずが、事実上「義務化」を図ろうとしており、来秋の保険証廃止方針は、反対していきます。


5、人権をないがしろにする入管法改悪とLGBTQ 理解増進法

難民認定の申請中でも外国人を強制的に送還できるようにする「入管難民法」は強行採決され、「LGBTQ理解増進法」は、本来、差別禁止法の制定のはずが、むしろ差別する側:困難を与える側に配慮している内容で、一部に維新・国民の修正案を丸呑みし、わずかな 審議時間で決められました。


6、「憲法審査会」の議論の内容
憲法改正 論議は、改憲派の与党 (自公)に加え 自民党より 改憲に積極派の「日本維新の会」、さらに改憲に前のめりな「国民民主党」で、数の上では我々反対慎重派は極めて不利な状況です。
衆議院の「憲法審査会」は去年から毎週開催されており、3月2日から16回 開催されたものの、中身の無い好き勝手なことを言ってる状況で実績だけを作ろうとしているように思えます。
参議院では「緊急集会」(憲法54条)に絞って 計7回 開催されました。
自民党の改憲草案の中に「緊急事態条項」 (第98条・99条) を追加するという項目があり、
「ときの内閣が大災害等で緊急と判断した場合、①国会の権能(立法権)が内閣に認められ、②選挙を経ずに国会議員の任期延長ができるというもので、内閣政府に極度に権力が集中し、権力濫用の危険性が高い状況となり、民主主義の基盤である三権分立を破壊するものです。さらに 人権が著しく侵害される危険性もある。

次期衆議院選挙次第では、9条改憲へまっしぐらに進んでしまいます。


第126回スタンディング

 10 月19日、第126回目のスタンディングを行いました。  新しいアピールボードを作成し、お披露目となりました。