7月22日(土) 戸倉創造館で 、千曲市 男女共同参画推進協議会主催・ 千曲市 共催で「平和のつどい」 が開催されました。
昨年の「平和のつどい」で上映された、ウクライナを舞台にした 「ひまわり」では、戦争というものの残酷さが浮き彫りとなりました。
今年は「教育と愛国」 という映画が上映されました。この映画は ドキュメンタリーで、先の戦争の反省を踏まえ、 日本では政治から距離を置いた 教育が重要とされてきましたが、2006年に教育基本法が改変されたことを機に、「愛国心」を教えることを求められるなど、政治の圧力が日増しに高まっている。そんな教育現場の実態を歴史教科書をめぐる 攻防を軸に映し出したものです。
〇教育基本法を変えたのは自民党 安倍政権の時、「 道徳」が復活し、「 愛国心」を指導するようになる。
〇社会科の教科書で従軍慰安婦の「従軍」を取ること、強制連行の「強制」を取ること、など歴史をねじ曲げて記載することを、国が 出版社に圧力をかけてきた。
〇森友学園 籠池夫妻の 教育勅語 を園児に暗唱させるなどは、安倍夫妻と深い繋がりがあったと推測される。
〇大阪で従軍慰安婦の正しい歴史の授業を行った教師に対して、吉村知事( 維新) は、その教師を排除しようとしてきた。
・映画を見ての感想
教科書検定で政府の意図が反映される話は以前から聞いていましたが、正しい歴史教科書を作ってきた 「日本書籍」が、教科書検定で排除され、倒産に追い込まれました。
安倍晋三氏が「教育が大事 」とよく言っていたが 、個人の自尊心より国家への忠誠を強要する政府の意図に沿った子供たちを育てていくことが目的であったことに恐ろしさを感じました。