5月7日(日)千曲市9条の会が菱山南帆子さん(許すな憲法改悪市民連絡会事務局長)の講演会を開きました。
講師の菱山さんは「許すな憲法改悪市民連絡会」の事務局長の立場から 全国の情勢に触れ、「“戦争する国”のジグソーパズルは全てのピースがはめられ、準備は出来上がってしまっている」と話されました。
そして そういう情勢の中でも(いや中だからこそ)今日のような改憲を許さない取り組みがさらに求められていると強調しました。なぜなら昨年の安倍元首相の「国葬」問題のとききもそうでしたが、岸田首相が「国葬」を決定した後に、私たちはその反対の「のろし」をあげました。すると瞬く間に「国葬」反対の世論が広がり、過半数の反対の世論を作り出す事ができました。反対の世論が70%近い中で実施された「国葬」の強行は岸田首相の“聞く力”とは何なのか本質を表す歴史に残るものです。
菱山さんは「いま“戦争する国”の準備が着々と進められる中ですが、やはり9条の平和主義を生かした戦争回避の取り組みを多くの市民が集まれるような楽しい展望を持てる運動として進めていこう。私たちには 今まで多くの成功体験があります。そうした成功体験を教訓にして改憲を許さない世論づくりを進めよう。そして運動が若い人たちにも拡がるように わかりやすい言葉で、明るく楽しく展開されるように考えていこう。確かに生まれた時からテレビが身近にあった世代の人は、相撲や野球などの実況中継でも映像のないラジオでは理解できなくなりつつあります。9条のこと 平和のこと 改憲のことなどもわかりやすいい映像も使って広められるよう アップデートしていこう」と訴えました。
当日の参加者は141名で、菱山さんの明るくキレッキレの元気が出るお話しにヒントをいただく講演会となりました。
関連リンク
・市民連合/立憲野党インタビュー(インタビュアー:菱山南帆子さん)
「第211回通常国会終盤を迎えて(2023.5)」